1965
ここにあるのは赤い「C」と透明な「C」。二つともアクリル板で出来ているが、赤い「C」の内側には蛍光管が入っており、鮮やかに発光している。透明な「C」の内側には何もないが、アクリル板の表面に細い線が入っており、端正な印象を与える。ホットな「C」とクールな「C」。どちらの「C」にも共通してあるのが下の方に据え付けられたランプである。このランプはどちらも明滅を繰り返し、たがいに呼びかけ合う。両者は対照的な存在だが、雌型と雄型の関係を持ち、切り離して考えることはできない。しかも「C」は開かれた形であり、「O」のように閉じた形ではない。二つの「C」は、離れていても結ばれる可能性を持ち、空間をはさんでランプの明滅で言葉を交わしている。日本におけるライト・アートの最初の作品であり、光によってパフォーマンスをする彫刻という点にその特色と新しさがある。
1928-2018
ジャンル | 彫刻・インスタレーションほか |
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材質・技法 | アクリル、鉄、蛍光管 |
寸法 | 2点組:各180×137.5×34.5cm |
受入年度 | 1979 |
受入区分 | 購入 |
作品/資料番号 | 1975-00-4172-000 |
Title | Relation of C |
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Genre | Sculptures,installations |
Material/technique | Plexiglass, iron, fluorescent light |
Dimensions | 2点組:各180×137.5×34.5cm |
Acquisition date | 1979 |
Accession number | 1975-00-4172-000 |