1984
1961年、〈フルクサス〉運動の創始者ジョージ・マチューナスを知ったパイクは、同運動に加わり一連のハプニングや、ネオ・ダダ的音楽作品を発表する。1963年日本に渡りエレクトロニクスの技師阿部修也を協力者に得、ヴィデオ・アートの先駆者としての道を歩み始めた。パイクのヴィデオ・アートは映像のみではなく、最新の機器や技術を駆使し、磁石で映像をねじ曲げて新しい映像を創り上げたり、コンソール自体をも作品の一部とし、むしろヴィデオ彫刻としての作品を提示する。この《TV時計》では、受像機に改変を施し、画面を1本の線に圧縮させ、24台のブラウン管に30度ずつ角度を変える1時間刻みの光輝く線を闇の中に浮かび上がらせる。静止した画面上に時間の観念を24本の線で表現するこの作品は、一方でコンセプチュアルな面を持つと同時に、画面改変という点では、破壊と創造を表現のーつとした、いかにもフルクサス的作品ともいえよう。(S.O.)
1932-2006
ジャンル | 彫刻・インスタレーションほか |
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材質・技法 | 12インチ白黒テレビ12台20インチ、カラーテレビ12台 |
寸法 | インスタレーションサイズ可変 |
受入年度 | 1984 |
受入区分 | 購入 |
作品/資料番号 | 1975-00-4214-000 |
Title | TV Clock |
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Genre | Sculptures,installations |
Material/technique | 12 monitors (black and white, 12in.), 12 monitors (color, 20in.) |
Dimensions | インスタレーションサイズ可変 |
Acquisition date | 1984 |
Accession number | 1975-00-4214-000 |
n.d.
1990
1973
1982
n.d.
1991
n.d.
1964
1964-74
n.d.