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もつれるものたち

2020年06月09日(火)- 2020年09月27日(日)

もつれるものたち

進歩的社会に貢献する現代美術の制作と普及をミッションに掲げたカディスト・アート・ファウンデーションと、東京都現代美術館の共同企画による国際グループ展。カディスト・アート・ファウンデーションは、パリとサンフランシスコを拠点に、主に2000年以降の現代美術の世界的なコレクションを有し、展覧会、レジデンスを はじめ、世界各地で教育的プログラムやアーティストの支援を行っている。東京都現代美術館とは2016年から企画連携し、2017年にMOTサテライトの一部として「ないようで、あるような」展を東京藝術大学で、2019年にカスト(パリ)で藤井光による個展「Lesnucléaires et les choses」(核と物)を開催した。続く本展では、世界各地で活動するアーティスト12人/組を取り上げ、私たちの生活や世界の認識に直結する「もの」を起点に、現代社会の諸側面を異なる手法で考察する作品を紹介した。ある場所と時代と結びついたものが、物質として経た移動や変化だけでなく、意味の媒介者としてどのような変遷をたどったのか。ものとものの繋がりやその変化は、どのような自然のエネルギーや人間の力によってもたらされているのか。あらゆるかたちで変化を刻んだものたちは、今を生きる私たちにどのようなメッセージを発しているのか。そのような問いを、考古学的・人類学的なアプローチを取り入れたリサーチや、多様なバックグラウンドを持った人々との協働をベースに掘り下げ、制作した作品群を紹介した。ものに作用しているさまざまな力学の中で成り立つ意味、価値や歴史的言説を批評的に捉え、新たな想像、言説、未来の創造可能性を提示することを目的とした。