2023年12月02日(土)- 2024年03月03日(日)
若手作家の作品を中心に現代美術の一側面をとらえ、問いや議論を引き出すグループ展として開催されてきたシリーズの19回目として開催された。アーティストの想像力や手仕事による「創造」と、近年、社会的に注目を集めるNFTや人工知能、人工生命、生命科学などのありようを反映するかのように自動的に生まれる「生成」とのあいだを考察した。1990年代から広く認識されはじめ、歴史化の過渡期にあるメディアアートやメディア芸術領域、ビッグデータやAI、機械学習、A-Life、群知能を思わせる作品、繊細な手仕事によって成立しつつ情報処理の概念を内包する作品などを特集した。 本展では特に「創造と生成」の両域にわたり、テクノロジーを用いながら造形的語彙によってアイデアを外在化し、私たちの想像力を掻き立てる作家たちの多様な試みに着目した。10歳から39歳まで11組の作家による約50点の作品に加え、資料展示「創造と生成の100年・抄」では、直近100年の若手作家グループに よる活況のサイクルを収蔵品や書籍資料で呈示した。また、ARを使った展示支援システムの試行や、日本テレビ開局70年事業「日テレイマジナリウム」や東京都制作企画局によるメタバース事業との連携を行い、リアル会場とウェブ会場(受賞作品展示空間)をつなぎ、デジタルツイン会場のありかたを試行した。また、東京大学・東京藝術大学・大阪芸術大学のプロジェクト紹介展示では、内閣府「ムーンショット型研究」など先端的な教育・ 研究の成果を体験型展示で紹介し、関連イベントのトークでは、テクノロジー・サイエンス(宇宙・量子)領域との往来を紹介した。二項対立的に捉えられがちであった「創造と生成」や「アナログとデジタル」を見直し、両者のあいだに生まれるシナジー(相乗効果)を問いかけた試みは、9割以上の高評価と6割以上の初来館者を獲得し、開催時点でシリーズ過去最多の入場者を得た。
| 展覧会名 | MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ |
|---|---|
| 会場 | 東京都現代美術館 |
| 主催等 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 |
ダムタイプ
1987
ダムタイプ
1988
ダムタイプ
1988
ダムタイプ
1990
ダムタイプ
1990
ダムタイプ
1990
神田 昭夫
1966
福島 秀子
1940s-60s