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赤・黄・青

エルズワース・ケリー

1966

抽象表現主義の隆盛が続く1940年代終わりから50年代の約6年間をフランスで過ごしたことが、アメリカの戦後美術におけるケリーの位置づけを独特のものにしている。彼はそこでダダやシュルレアリスムを検討し、オートマティスムやコラージュを試みた。この時代最も注目すべき手法は窓枠や影をそのまま写しとって描いたトレース絵画であり、そこには自らの創出した構図ではなく既にあるものを利用する、前衛的な制作態度をみることができる。
アメリカに戻ったケリーは、フランク・ステラやジャスパー・ジョーンズが違う経路を辿って同じ結論に至ったことに驚いたという。その後の作品は全く物を再現しないものになり、カラー・パネル絵画といわれる一連の作品が制作されるようになる。そこでは偶然に決められた配色と光学的な振幅をひきおこさない均一な色調によって、具体的な現実としての色を定着することが目指された。この作品でも、やや明るめの明度に均衡した三原色が我々の視界を圧し広げるかのようにしてその領分を保ち続けている。

作家プロフィール

エルズワース・ケリー Ellsworth KELLY

1923-2015

作品情報

ジャンル絵画
材質・技法油彩/カンヴァス
寸法165.3×495.8cm
受入年度1991
受入区分購入
作品/資料番号1992-00-0017-000
TitleRed Yellow Blue
GenrePaintings
Material/techniqueOil on canvas
Dimensions165.3×495.8cm
Acquisition date1991
Accession number1992-00-0017-000

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