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作品

福島 秀子

1958

1951年に結成された「実験工房」は、北代省三、山口勝弘、福島秀子らの美術家や、作曲家の武満徹、詩人の秋山邦晴らをメンバーに有し、諸芸術の有機的な結合を見出すことで、より社会性のある新しい芸術形式の追求を試みたグループであった。福島は、実験工房の活動において、バレエのプロジェクトのための衣装や舞台装置を北代らとともに制作し、オートスライドによる作品も手掛けている。油彩画家としても、実験工房展への出品だけでなく、個人的にも精力的に発表し続けた。1950年頃の初期作品は諷刺に満ちたシュルレアリスム風の具象的絵画であるが、1950年代半ば以降、本作のような大小の円が密集する完全に抽象的な作風に転じ、フランスの評論家タピエを初め、内外から高い評価を得た。それらは純然たる抽象画ではあるが、かすれた線の弱々しさと、その線が描く円が密集して生み出す力強さとの拮抗が、作者の精神的葛藤を具現化しているようでもある。(K.H.)

作家プロフィール

福島 秀子 FUKUSHIMA Hideko

1927-1997

作品情報

ジャンル絵画
材質・技法油彩/カンヴァス
寸法162.2×112.3cm
受入年度1981
受入区分購入
作品/資料番号1975-00-0383-000
署名・年記等Hide(裏面)
TitleWork
GenrePaintings
Material/techniqueOil on canvas
Dimensions162.2×112.3cm
Acquisition date1981
Accession number1975-00-0383-000

参考資料

展覧会歴

開催年 展覧会名 開催場所 開催期間
1958 新しい絵画世界展-アンフォルメルと具体 The International Art of a New Era 大阪・高島屋/長崎・岡政百貨店/広島・福屋百貨店/東京・日本橋高島屋/京都・丸物百貨店/ 1958.4.12-20/1958.5.27-6.2/19558.6.24-7.6/1958.9.2-9.7/1958.9.13-9.18
1981 現代美術の動向I1950年代 その暗黒と光芒 東京都美術館 1981.9.12-11.8
1996-2005 常設展 日本の美術、世界の美術一この50年の歩み 東京都現代美術館 1996.9.14-11.24/1996.11.26-1997.2.16/1997.3.1-4.6/1997.4.8-6.29/1997.7.12-10.26/1997.10.28-1998.2.15/1998.2.28-5.17/1999.6.26-9.12/1999.9.14-11.28/1990.11.30-2000.2.13/2000.2.26-5.28/2002.6.4-9.1/2003.9.27-12.21/2005.4.16-6.26
2009-10 MOTコレクション クロニクル 1945, 1951, 1957 「アメリカの絵画」1950s・1960s 特集展示 岡崎乾二郎 東京都現代美術館 2009.10.31-4.11
2010-11 池田龍雄-アヴァンギャルドの軌跡 山梨県立美術館/川崎市岡本太郎美術館/福岡県立美術館 2010.6.19-7.19/2010.10.9-2011.1.10/2011.1.29-3.13
2012 MOTコレクション クロニクル 1964-|OFF MUSEUM 特集展示|福島秀子 東京都現代美術館 2012.2.4-5.6
2019 東京都現代美術館リニューアル・オープン展企画展百年の編み手たちー流動する日本の近現代美術 東京都現代美術館 2019.3.29-6.16
2024 MOTコレクション 竹林之七妍 特集展示|野村和弘 Eye to Eye―見ること 東京都現代美術館 2024.8.3-11.10

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